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栄港建設専務取締役
岡野美紀子さん

人に対する思いやりや気遣いを考える機会になりました。

オーダーメイドの家づくりにこだわり続けている建設会社、栄港建設さん。この9月にペガサスの実習生を受け入れていただきました。「創業以来30年以上続けて来られたのは、全て人のおかげ」という専務取締役の岡野美紀子さんと、仕事の指導を担当した山内由梨子さんを横浜市の本社に訪ね、お話しをうかがいました。

職場実習レポート 5 - 株式会社栄港建設-

実習を受け入れようと思ったきっかけは?

岡野さん 栄港建設は神奈川中小企業家同友会に所属していますが、昨年の障害問題委員会で大分の会員企業から特別支援高等学校から知的障害のある卒業生を雇用した事例をお聞きしました。

その企業はコピー機のメンテナンスと販売が主な事業ですが、彼には中古コピー機の掃除を担当してもらったそうです。
すると新品同様になるほど徹底してきれいにしてくれる。
そのおかげで、中古コピー機の販売を新たな事業として広げることができた、と大分の経営者は言っていました。

それだけでなく、彼の熱心さが周りの社員の巻き込み、会社全体が変わっていった。彼自身も生き生きと働くようになった。
その話しを聞いたとき「互いに全部が成長できる。いいなあ」と感激しました。

このときから、障害者雇用に取り組んでみたいと思っていたのです。

しかし、私の会社でも、障害のある方を活かす仕事をつくれるのだろうかという不安がありました。
そんなとき、やはり同友会会員であるペガサスの木村さんから実習の話しをいただいたのです。
「やってみなければわからない」。そう思い、この機会をいただくことにしました。

実際に実習生を受けいれてみて、どんなふうに感じましたか?

岡野さん 障害者雇用によって互いに全部が成長できる。その体験を、弊社の社員にもしてもらいたかったのですが、最初は、現場では戸惑いもあったようです。

山内さん 実習生の方にはホームページの更新作業を担当していただきました。
ホームページは外部の専門会社に制作・管理を委託し、更新作業を私がやっています。
でも、専門用語を知っているわけではないし、教えてもらったことを教えるしかない。

実習生に仕事の指導をしてくださった
山内由梨子さん


だから業務を言葉にして教えながら進めるというところで、まず戸惑ったのです。
でもそれは「感覚的に仕事をこなしていたのだなあ」と、自分の普段のやり方を振返ることにもつながりました。

また、感心させられることもたくさんありました。
身だしなみがきちんとしているし、自分が飲むお茶を毎日、持参されたり。
気遣いのある、しっかりした方でしたよ。

岡野さん 今回の実習生はコミュニケーションも問題がなかったし、指示も素直に聞いて仕事をきちんとこなしてくれました。
黙々と取組み、タイピングのスピードはとても速く「もう終わっちゃったの?」と。
それも正確でしたから助かったんですよ。
実習を終えて、1ヶ月は短いのではと感じました。
短期間ではできないけれど長いスパンなら仕事の範囲を広げていただくこともできますよね。

今回の例なら、ホームページの更新だけでなくページを制作するスキルを学んでいただきながら業務に取り組むとか。実習生も私たちも互いに研き合ってプラスになります。
その間に人間関係を深めることもできるでしょうし。

これから実習をする人たちへ、メッセージをお願いします。

山内さん 実習期間は、私たちにとって人に対する思いやりや気遣いを考える時間になりました。
同時に、実習生の皆さんにとって不安や人に対する不信を緩和する時間になったら嬉しいです。
実習生は同じ会社で働く仲間です。
私たちが日常的に気づかないことも、彼らの視点から見て「こうすればよいのでは」と気づくことがたくさんあると思います。

そういう意味で、「よくするための共有」をしていきたい。
「自分は障害があるから」と決めつけたりしないで、自信を持って実習に取り組んでくださいね。

実習期間中の「上司」「同僚」だった 栄港建設の皆さん

岡野さん 一緒に仕事をする過程で戸惑いもありましたが、戸惑うことは成長につながりますよね。
悩んで道を探るのですから。でもその結果、次に進めます。
ですから、これから実習に行かれる方も、受け入れる企業の方も、やる前にマイナス面を考えて怖がらないで、とにかくやってみましょう。
互いに得るものがあるのですから。

  • 主な事業

    総合建設業(施工管理)

  • 従業員数

    24名