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発達障害・精神障害の人もツキを呼ぼう !

 こんにちは ! ゴールデンウイークを目前にして気持ちの良い季節になってきましたね。一方でこの季節は、新年度が始まり、職場や学校でのストレスや緊張、疲れが重なり、体調不良や精神面の不調を引き起こし、自信を失いやすくなる時期でもあります。今回は、そんな時の対処法について、私自身も試していることを紹介したいと思います。申し遅れましたが、平塚センターの鈴木です。

セルフ・コンパッション !!

 自信という問題を考える時、しばしば自己肯定感や自己効力感といった考え方が使われます。自分には価値があるんだと自分を認めて肯定するのが自己肯定感。実際に人の役に立ったり、評価されたりすることで持てるのが自己効力感。これらを高めていけば、前向きな気持ちになって、自分に自信を持てるようになるわけですが、具体的にはどうすれば良いのでしょうか?

 その第一歩が、「セルフ・コンパッション」という認知行動療法の一つとして最近注目されている概念です。直訳すれば「自分への(self)思いやり(compassion)」、言い換えれば「自分自身に優しくなること」です。セルフ・コンパッションは、自分自身に対して思いやりや同情の気持ちを持つことです。自分自身を受け入れ、優しく接することで、ストレスを減らし、自信を持ち、心の平穏を保つことができます。セルフ・コンパッションを実践するためには、焦らず、自分自身を認め、習慣化することが大切です。以下に、具体的な方法をいくつか紹介しますので、ぜひ日常生活の中で実践してみてください。

セルフ・コンパッションの実践方法

1. 自分自身に対して優しく接する

自分自身に対して優しく接することが、セルフ・コンパッションを実践する上での基本です。自分自身に対して否定的な言葉を言わないようにし、自分自身を労わる言葉をかけるように心がけましょう。

2. 自分自身に許しを与える

過去に犯した失敗や過ちを引きずっている場合は、自分自身に許しを与えることが大切です。自分自身を責めずに、過去の自分自身に対して優しい気持ちを持つようにしましょう。

3. 自分自身に対して感謝する

自分自身に対して感謝することも、セルフ・コンパッションを実践する上で大切な要素です。自分自身ができたことや達成したことについて、感謝の気持ちを持つようにしましょう。

4. 自分自身に対して好意的な行動をとる

自分自身に対して好意的な行動をとることも、セルフ・コンパッションを実践する上で有効です。自分自身を労わるために、好きなものを食べたり、好きな趣味を楽しんだりする時間を作るようにしましょう。

ツキを呼ぶ魔法の言葉 !?

 少しずつ自分に自信が持てるようになったら、その自信を好循環させて、さらなる自信や自己効力感につなげていきましょう。「ツキを呼ぶ魔法の言葉」、このタイトルの本は何冊か出版されています。内容は非常にシンプルですので、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。

 魔法の言葉の一つが、「ツイてる」です。小さな出来事でも、「あー、私って本当にツイてる!」と口にするだけで、またツキが回ってくるというのです。やや怪しげではありますが、これは脳科学的に説明できます。私たちの脳の脳幹の部分には、RAS(網様体賦活系)という細胞の集まりがあります。たくさんの情報から重要と感じるものを選び出し、注意を向けさせる役割を担っています。そしてRASは、直前に言葉で発せられた新しい情報をより重要と受け取ります。「あー、私って本当にツイてる!」と言葉に出すとRASは、ツイてる事象や兆しを探すように脳全体に働きかけるのです。小さなツキを見つけて「おっ、やっぱりツイてる」と思えば、さらにRASがツイてる事象を探す。こうしてツキの発見が連鎖していくことになります。

 皆さんも日々の生活の中でどうも不調だなと感じたら、魔法の言葉「あー、私って本当にツイてる!」と感情こめて、自分の脳みそに聴かせるつもりで口に出してみてください。また、このスタッフブログの中では、他のスタッフも自分自身を尊重するワークや前向きな気持ちになる方法を紹介していますので参考にしてください。

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