寒暖差疲労とは
皆様こんにちは。
精神障がい、発達障がいの就労支援を行っているペガサス逗子センターの小林です。
今年は残暑が厳しくまだまだ暑い日が多いですね。とは言え、日が沈むのが早くなったなと感じたり、朝・晩は比較的過ごしやすく秋の風が心地よかったりもします。
本日はこんな季節だからこそ起こる「寒暖差疲労」についてお話ししたいと思います。
季節の変わり目になると「なんとなく体がだるいな。」「疲れがとれない」「理由もなくイライラしてしまう」といった症状を訴えられる人が増えてくるようです。
特に思い当たる理由がないのに心身ともに不調が続く場合はもしかしたら「寒暖差疲労」かもしれません。
そもそも「寒暖差」とは何でしょうか?文字の通り大きな気温の変化を意味します。この変化に体がついていかない状態が「寒暖差疲労」です。朝は冷え込むのに日中は暑かったり、暑い外からスーパーや電車内に入ると冷房がとってもきいていて、汗も冷えてしまったりなんて経験があるのではないでしょうか?多少の温度の変化であれば問題はないのですが、寒暖差が大きくなると体温を一定に保つため、自律神経が必要以上に活発になるそうです。その結果膨大なエネルギーを消費することで、身体に疲労を感じてしまうのです。
寒暖差が原因で引き起こす健康リスク
● 肉体的な不調として
頭痛やめまい、肩こり、倦怠感、食欲不振などが挙げられます。
● 精神的な不調として
自律神経の乱れにより、イライラや不安、理由なく落ち込むなどの精神的なダメージを受けやすくなります。
季節の変わり目にこのような症状が起こりやすい方は寒暖差疲労も原因の1つかもしれませんね。私は秋になるといつも体調を崩します。急な気温の低下に身体がついていかなくなり、疲労が蓄積されると免疫力も低下するため、風邪をひいてしまったり・・・。
ではどのような対策があるのでしょうか。
寒暖差疲労にならないための対策として
● バランスのとれた食事を心がける
寒暖差での疲労に負けない体つくりが大切ですね。エネルギーになるタンパク質や疲労回復効果にあるビタミンBを積極的に摂れると良いそうです。タンパク質は肉、魚、卵、大豆製品などなど。疲労回復への効果のあるビタミンBには豚肉や大豆など。お味噌汁の中にこれらの具材を入れてみるのも良いですよね。
また身体を温める食品も良いといわれているそうです。ショウガやごぼうなども活用してみてはいかがでしょうか。
● お風呂にゆっくり浸かる
これから寒くなる季節、温かいお風呂に幸せを感じますが、入浴は血行が良くなり疲労物質を取り除く効果が期待できるそうです。これからの季節、シャワーだけでなく入浴剤等も活用しながらお湯にゆっくり浸かってほっとする時間を作るのも良いかもしれませんね。
● 睡眠の質を高める
寒暖差疲労に関係なく、私たちが生活していく上で良質な睡眠をとることはとても大切ですよね。寝不足は集中力を維持しにくくなったり、1日ぼーっとしてしまったり。体調不良に繋がりやすくなります。疲労の回復のためにも良質な睡眠を心がけたいですね。
これからの季節、紅葉を楽しんだりお散歩も気持ちが良い気温になってきます。朝晩の冷え込み等、気温差が大きくなる季節にもなりますので、日頃から対策をして楽しい秋を過ごして下さい。