精神障害・発達障害によるブランク期間の面接での説明
こんにちは。
精神障害・発達障害に特化した就労移行支援事業所ペガサス逗子センターの井上です。
ペガサスでは創業以来、優に百を超えた就労実績と支援ノウハウがあります。支援をしていく中で、職務経歴にブランク期間があり説明に困ったためご相談を承ることがあります。タイトルの通り、精神障害・発達障害によるブランク期間の面接での説明の仕方を書いていきたいと思います。
応募書類の書き方
応募書類については、ハローワークの記載例がとてもわかりやすいので、ぜひご覧ください。
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/member/career_doc01.html
志望動機については、ペガサス代表コラムをご覧ください。
面接でブランク期間について質問を受けたら
療養期間が長かった場合
当時の障害の状況、および現在の回復具合についてご説明いただくとよいでしょう。病状が悪化し、自宅での療養を続けるとともに定期的に通院し主治医へ相談してまいりました、など。
そして、面接官は当時の状況もですが現在のあなたの病状も知りたいので、体調が安定してきたため就労移行支援事業所を利用しながら週5日、就職に向けた訓練を受けてまいりました、など回復具合とともに今日に至るまで頑張ってきたことをご説明いただくとよいでしょう。
引きこもり期間が長かった場合
同じく、当時の状況とともに現在に至る過程をご説明いただくとよいでしょう。過去、期間を問わず引きこもりの経験がありペガサスを経て就職された方も少なくはありません。お話しできる範囲で、引きこもりに至った経緯とともに、引きこもりから脱したきっかけや、しっかりと求人に応募できるまでに至った努力の過程をお話しいただくとよいでしょう。
面接官はなぜブランク期間を聞くのか
面接官は、ブランク期間を経て自社へ応募に至るまでの「ストーリー」を聞きたいからです。
企業の人事の方は、障害者雇用についてとても勉強されております。障害を問わず、応募された方々が何かしらの病気・障害によって仕事がうまくいかなかったり、仕事が続けられなかったことについて理解があります。
そして、その苦しい状況からどんな努力があって、今日に至ったのか、自社への応募につながったのか、現在の病状の安定度が知りたいのです。その過程から、自社が求める人材像に合っているのか、例えばコツコツと継続して取り組めるのか、体調が悪くなった時の対処法が身についているのか、信頼できる相談先・支援機関はあるのか、雑談はせずとも必要な報告・連絡・相談が訓練でできるようになったのか、など見極めます。
面接官との会話が進んでいく過程で、ブランク期間の過ごし方について、時にはより深く質問を受けたり、詳しく説明を求められる場面もあるかもしれません。これは自社の求める人材像に合っているかより詳しく話を伺い見極めるため、あなたに興味をもって質問をしております。返答のコツとしては、どんな状況をだったかを説明するとともに、どんな行動をして乗り越えたかをお話しできるとよいでしょう。
面接官は決して不採用にすることを目的にしておらず、あなたのことがもっと知りたいがための質問と思っていただけますと、ブランク期間の説明も少しは気が楽になるかと思います。ぜひ自信をもって臨んでいただけますと幸いです。
ペガサス逗子センター
管理者 井上
自宅で訓練! 自宅で働く! ペガサスが全面的にバックアップします
昨年より、更なる支援領域拡大のため、在宅就労(テレワーク)を前提とした在宅支援サービス(訓練プログラム)と、就労後の定着支援サービスを実施しております。
障害があり通勤に不安がある方や、職場環境に影響を受けやすい方が、在宅で安心して就労できるよう全面的にバックアップいたします。
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