1. HOME
  2. ブログ
  3. スタッフブログ
  4. 障害者雇用における採用面接での返答にはコツがあります

BLOG

スタッフブログ

スタッフブログ

障害者雇用における採用面接での返答にはコツがあります

こんにちは。
ペガサス逗子センターの井上です。
ペガサスでは就職活動中のご利用者さまへ、ご希望があれば模擬面接を実施しております。
希望に応じてなので必須ではありませんが、結果的にほとんどの方がチャレンジされております。

まずは模擬面接

こちらは、創業以来ペガサススタッフが面接に同席した際によく受ける質問をまとめた表です。
スタッフは以下の質問事項に沿って模擬面接を実施します。

  1. 自己紹介
    (ア) 簡単に自己紹介をしてください。
    (イ) 自分の強み、得意なことを教えてください。
  2. 志望理由
    (ア) なぜ当社に応募したか?
    (イ) もし、当社で働いたとき、貢献できることを教えてください。
  3. 過去の就労経験
    (ア) これまで、どのような職務を経験したか? 頑張ったことは何か。
    (イ) 離職の理由(病気によるものか、個人的な理由によるものか、など)
    (ウ) 使えるPCスキル(Word、Excelなど)
    (エ) その他スキル(とくに電話、メール対応ができるか)
  4. 病状について
    (ア) 現在の病状について(発症時期、治療経過など)
    (イ) 通院・服薬の現状(勤務時間内に通院配慮、服薬配慮が必要かどうか?)
    (ウ) 就労についてのDr.の見解(意見書記載事項を口頭で述べる程度)
    (エ) 会社で体調が悪くなった時、周囲の社員にSOSを出せるか?またどのくらいの時間で体調を回復できるか?
    (オ) 障害にたいし、会社で配慮してほしいこと(社内環境面や指示出しの方法、など)
    (カ) 体調管理で工夫していること(睡眠安定の方法、ストレス解消法など)
    (キ) 病気・障害について相談先はあるか。
  5. ペガサスでの訓練状況について
    (ア) ペガサスの訓練時間、勤怠の安定度合い
    (イ) 事業所内訓練のエピソード(訓練内容、勤怠、コミュニケーション面の改善、スキル向上など)
    (ウ) 企業実習でのエピソード(実習内容、勤怠、実習で気づいたこと、評価されたこと、実習で自分が変わったこと、など)
  6. いつから入社できますか?

返答するコツは頑張ってきたエピソード

質問事項はある程度テンプレート化できますが、返答内容にテンプレートはありません。

が、コツはあります。

それは、アピールしたい返答内容には裏付けるエピソードを一つ添えることです。
裏付ける、という表現はハードルが高いと感じる方は、実践してきた、工夫してきた、などと読み替えても構いません。

たとえば。

Q 事務職の経験はありますか。

A ありません。しかし、事務職として働くためには経験が必要と感じ、ペガサスで企業実習の機会をいただき、訓練ではない本物のデータ入力業務に携わりました。
実習では漢字の変換ミス、数値の入力ミスをしないことを目標に心がけ、ミスなく業務を終わらせることができて、実習ご担当者からも高い評価いただきました。
これはペガサスでのパソコン訓練において、日ごろからミスを出してしまったら傾向と対策を考え、ときにはペガサススタッフからもアドバイスをもらいながら同じミスを繰り返さないよう、特に提出前の見直し方を工夫して実践してきた結果だと考えます。
事務職としての経験はありませんが、正確に作業をおこなうために工夫してきた経験は御社でもお役に立てるものと思っております。

文章のプロフェッショナルからすると添削の余地がたくさんあるかもしれませんが、大事なのは何よりも実践してきたエピソードです。
そして、自身が工夫してきたこと、努力してきたことを一生懸命に伝えてみてください。

WEB上の薄っぺらい自己PRより、あなたの頑張ってきたことのほうが伝わります。

そして、タイトルに障害者雇用における、と記載がある理由ですが、これから就職活動に入る方のわりと多くは病気・障害により療養期間があって福祉の支援機関で支援や訓練を受けて進む方だったりします。

平たく言えば、みんなブランクがある中での就職活動です。体調が安定し、ある程度のコミュニケーションがとれて、指示通りに作業ができる応募者の中から何で差をつけるかというと、私は目標を立てて努力できる人間です、と言えるかどうかです。学生さんの就職活動で言うところのガクチカですね。

ぜひ、訓練や実習で努力してきたこと、乗り越えてきたことをお話しください。

ペガサスで仕事の経験を積めます

ここからは宣伝ですが、
ペガサスでは訓練、企業実習と仕事を体験できる環境がたくさんあります。
働きたいけど働いた経験がない、強みが見つからない、などで就職に一歩踏み出せない方はペガサスへご相談ください。
お会いしただけではもちろん強みはわかりませんが、訓練と企業実習の経験を重ねていくと仕事をする上での強みがきっと見つかります。

ご連絡お待ちしております。

ペガサス逗子センター
管理者 井上

自宅で訓練! 自宅で働く! ペガサスが全面的にバックアップします

ペガサスでは、更なる支援領域拡大のため、在宅就労(テレワーク)を前提とした在宅支援サービス(訓練プログラム)と、就労後の定着支援サービスを実施しております。

障害があり通勤に不安がある方や、職場環境に影響を受けやすい方が、在宅で安心して就労できるよう全面的にバックアップいたします。

詳細は、こちらの在宅訓練ページをご覧ください。

関連記事

脳を休める方法

ブログをご覧いただいているみなさま、こんにちは。精神障害・発達障害の方々の就労を支援しております就労移行支援事業所ペガサス、平塚センターの宇佐美です...

学ぶということ

みなさん、こんにちは。精神障害・発達障害に特化した就労移行支援事業所、ペガサススタッフの上西です。 3月中旬に入り、朝晩の冷え込みも和らぎました。日...

「雑談力」をつけるために

みなさんこんにちは。逗子センタースタッフの尾﨑です。 前回のブログに続き、講座紹介をしていきます。 今回紹介するのは「フリートーク」です。 学生の時...

自律神経と食べ物のお話

こんにちは。ペガサス逗子センターの尾﨑です。 みなさん年末年始はどうお過ごしになられたでしょうか。 暦の上では、小寒(1月5日頃~1月19日頃)と言...