心の免疫力をつけましょう!
ブログを読んで下さっている皆様、こんにちは。
精神障害、発達障がいの就労支援を行っているペガサス平塚センターの髙梨です。
コロナやインフルエンザが再び広がってきていますが、
皆様は大丈夫でしょうか?
予防のためにワクチン接種をされた方も多いと思います。これは、病気に対して免疫力(抗体)をつける方法ですね。
実は、心にも免疫力があるのです。それが、あれば仕事で何かあっても、心や体のダメージを減らせます。皆さんに是非身につけて欲しい『力(チカラ)』です。今回は、このお話をさせて頂きます。
働き続けるためには、心と体のケアが最優先!
ここ数年、世界中で働き方が大きく変わりました。在宅で仕事ができる選択肢が増えた人もいるでしょう。
★オンオフの切り替えのための自己管理力が問われる
★仕事のフローが大きく変わる
★環境の変化
★ネットやAIの発展で今まで以上に迅速に情報処理することを求められる
また、転職が当たり前の時代になり、年下の部下ができることも珍しくありません。
★職場の人間関係がどんどん複雑化している
これだけストレスの多い環境に身を置いているにも関わらず、心身のケアを怠ってしまうと、うつ病などのメンタル不調になってしまうのです。
【自分の価値は、仕事だけでは決まりません!】
心や体の健康が第一であることを念頭に
今よりも少しだけ考え方や習慣を変えることで、ストレスを軽減していきましょう。また、心と体はつながっています。体調に余裕がないと心にも影響しますので、体も整えたいですね。
体を整えるために…
☆いつもより1時間長く寝る
毎日ヘトヘトになったなら、やはりしっかりと睡眠をとることが重要です。
まずは、いつもより1時間だけ睡眠時間を増やすことを目標にして下さい。
☆身体的な心地よさを感じる
体の緊張をとるために、体が心地よいと思えることをやってみましょう。
マッサージ、ストレッチ、サウナ、エステ、ゆっくり湯舟につかる等
☆自然に触れる
自然の新鮮な空気を吸い込むだけでもリフレッシュすることが出来ます。
近くの公園のベンチでボーっとするだけでも構いません。自然の生命力を肌で感じることで、明日からの生きるパワーがもらえます。
心を整えるために…
☆話を聞いてもらう
しんどいことを一人で抱え込まないで、家族や友人など、信頼できる人に苦しんでいる内容を素直に話してみましょう。解決にならなくても、共感してもらうことで、7割くらい気持ちが軽くなります。
ネガティブな気持ちを外へ出すことは、心を守るうえで、とても大切なことです。
☆事実と主観を分けて考える
自分に自信がもてないときは、ネガティブな考えがグルグルしますね。
このようなときには、事実と主観を簡単に結びつけないように注意しましょう。
「上司の機嫌が悪い」という出来事(事実)に対して、「私が何かトラブルを起こしたのかも…」(主観)を敏感に抱き、不安が大きくなることも。
もしかしたら、他の理由があるのかもしれません。「本当に自分に関わることが原因なら、何か言ってくるだろう」と、ドーンと構えていれば、大丈夫です。
☆100点を求めない
まずは、60点でもいいので、仕事を終わらせて確認してもらうという感覚を身につけ、心に余白を持てるようにしましょう。
☆限界を超えないようにする
一人で仕事を抱えすぎるほうが、組織全体の生産性が低下する可能性があります。とても前向きな意味で「自分の代わりはいくらでもいる」と思いつつ、「既にたくさん仕事を抱えているので、ごめんなさい。」と簡単な理由を述べて断って限界を超えないようにすることが大切です。
自分の気持ちわかっていますか?
「セルフケア」とは、「自分の世話をすること」
人間関係の悩みの渦中にあるときは、周りの人の気持ちに翻弄されて、
実は、自分の気持ちをわかってあげることを怠っているもの。
嫌な相手の言葉をスルー出来た時、自分を褒めていますか?
まずは、自分の気持ちを自分で認める(他への不満も含め)。
自分の感情そのもの、本当の気持ちに気づけたら、
「よしよし、自分」と労い、褒めてあげるのもいいですね。
人の気持ちや感情、受け取り方はそれぞれ違います。
自分しか、自分の機嫌は取れないのかもしれません。
例えば、「朝、挨拶をしたが返事がない」こんな事実があったら、
気にすることなく、「何かあったんだな。」と、スルーする。
自分の受け取り方でスルーできる、そんな力も大切です。
だから、相手の様子に引きずられないで、受け止め方の幅を広げる
これも心の免疫力です。
そして、「あるがままの自分を認め、労い、機嫌を取る」
これも心の免疫力を高めるメソッドのように思います。
また、ペガサスのセルフケア講座では、ストレスに対処する方法(ストレスコーピング)を以下のようにお伝えしています。こちらも参考にしてみて下さい
ストレスコーピング
①ストレスの原因に働きかける。
ストレスの原因となっている物事を、根本から解決することにより、ストレス自体をなくしてしまおうという対処法です。
例えば、友人にしつこく飲み会に誘われる・・・
→ 相手に働きかける、避ける、誰かに言ってもらう、など
②ストレスのとらえかたを変える。
ストレッサーそのものに働きかけるのではなく、それに対する感じ方や考え方を変えようとする対処法です
例えば、仕事でミスをして「どうせ私はダメだ」と自分を責める・・・
→ 誰でもミスはする、次はミスをしないように注意しよう、など
③ストレス反応に働きかける
ストレス反応が表面化、または、表面化しそうになった時の対処法
その時は、自分の予防・回復対処(リカバリー)プランを実行する
→ 好きな音楽を聴く、好きな飲み物を飲む、仮眠する、ゆっくりお風呂に入る等
皆様も働くための心と体の整え方を試してみて下さい。心の免疫力が少し高まると、生きやすくなると思います!