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代表コラム

自分は発達障害?仕事を辞めたいと思ったら・・・・

自分は発達障害?仕事を辞めたいと思ったら・・・・

【今の仕事がつらい、辞めたい、と思ったときに考えること】

今の仕事がつらい、辞めたい、多くの人が経験していることかもしれません。
特に発達障害やその傾向がある人は、ミスが多い、周囲との人間関係がうまくいかないなど、仕事での悩みは多くあると思います。
ただ、やみくもにすぐに会社を辞める、または反対にそのまま頑張って続けて鬱などの気分障害になってしまうのは、絶対避けるべきだと思います。

【しあわせに働く方法はいくらでもある】

人は人生の中で多くの時間、働きます。
従いまして、しあわせに働くことが人生の質を上げると思っていますし、またそう思う人にはぜひ、しあわせに働いてほしいです。
そして、そうなるための方法は必ずありますし、あきらめないで前を向いてほしいです。
ということで、今回はその方法について書かせていただきます。

【方法その1】 

-今の会社で仕事を続ける-

一般的に、履歴書の職歴は少ない方がいいといわれています。
もう少し詳しく言えば、前向きで、スキルアップにつながる転職、そしてそれを面接時に理由を明確に説明できれば問題ありません。
問題なのは、仕事が合わないから辞めた、人間関係が原因で続かなかったなど、後ろ向きな理由で退職したケースです。
雇う側からすると、採用はコストですから、長く働いてくれる人に入社してほしい、そう思っています。ですので、過去に後ろ向きな理由で退職をした人を雇いたいと思いませんし、その回数が多ければ多いほど、就職には不利になります。
従いまして、辞める前に今の会社で働き続けること考えてほしいです。

<1-1:同じ部署で働く>

今やっている仕事が合わないのであれば、同じ部署で役割を変えることを考えてみてください。例えば営業が向かないのであれば営業アシスタントに、また電話対応が苦手であればデータ入力へ、などです。

<1-2:異動願いを出す>

例えば、電話対応が苦手でその部署に電話が多くそれを避けることができない場合は、別の部署への異動をお願いしてみてください。制度としてあるのであれば、それを利用すればいいですし、なければ部署の人に相談してみてください。

以上が、会社を辞めず、社内で働き続ける一般的な方法です。
相談するにあたり、発達障害を明かさないで働いている人は、思い切ってカミングアウトするのも一つの方法です。その仕事ができないのは、決してやる気がなかったり努力を怠っているからではなく、特性であることを説明するのです。変な話ですが、現状を維持してもとてもつらい状態が続くのであれば、状況を打破する一つの方法と考えてみてもいいかもしれません。

【方法その2】

-会社を変える-

会社を辞めずに働き続けるためには、周囲に相談することが必要ですし、上司にいきなり相談できる状況でなければ、ほかに相談相手を作ることが必要です。しかし、そもそもコミュニケーションが苦手で、周囲の人と関係づくりが困難な場合は、この方法は難しくなります。
また、発達障害をカミングアウトするにしても、あまりにもリスクが大きいと判断した場合は、簡単には踏み切れないでしょう。
次の方法としては、会社を変えるというやり方もあります。

<2-1:会社を辞めないで転職する>

会社を変える方法として、まず考えてほしいのは、今働いている会社を辞めないで次の会社を探すということです。
なぜかといいますと、今現在働いている人の方が、働いていないよりも採用される可能性は高くなるからです。逆に言うと、ブランクがあればあるほど、雇う側の不安要素は増えます。それは、働くための体力が働いていない間に落ちるのではないか、という懸念があるからです。ですので、まずは働きながら次の仕事を探すことを考えてください。
方法としては、ハローワークなど公共の機関は、平日の昼間しか稼動していませんので、働きながら仕事を探すには不便です。民間の人材紹介会社やネットの活用などが良いでしょう。障害者の方であれば、障害者専門の人材紹介会社や就職サイトも最近は多数あります。

<2-2:会社を辞めてリセットする>

会社を変えるもう一つの方法として、会社を辞めて一度リセットするというやり方もあります。
例えば、今の会社の人間関係に疲れ果てて、すぐにでも鬱になりそうなくらい、ということであれば、早急に手を打つ必要があります。間に休職を挟むなど、まずは様子を見るのも手ですが、それでも根本的な解決が見えないのであれば、思い切って辞めてしまう、というのも一つの方法です。

また、これまで方法として挙げた、役割変更や異動の申し入れ、転職活動などは、自分の適性ややりたいことが明確であることが前提ですが、そうでないケースもあります。そういった場合は、とても大事なところなので、まずは会社を辞めて、そこに取り組むことが大切になります。そういったときには、ペガサスなど障害者就労移行支援事業所の活用をお薦めします。ちなみにペガサスでは、自己理解講座などのプログラム、または現在実習先を70社以上持っていますので、実際に企業で実習という形で実際の仕事で試しながら、適職を見つけるということを行っています。
ペガサスの取り組みにつきましては、私が書いたブログを参照ください。

就労移行支援とは?~ペガサスが精神障害者と発達障害者に特化している理由~

以前述べましたように、会社を辞めることはリスクはありますが、急がば回れではないですが、同じ過ちを繰り返さないように、じっくりと準備してから再スタートすることも状況によっては、お薦めです。

【相談に乗ります!】

以上、いろいろと書かせていただきましたが、あくまで一般論です。しかしながら、働く上での悩みはケースバイケースです。
首都圏の方にしかお役に立てず恐縮ですが、私は、毎月第一火曜日19:00-21:00に、西早稲田のNeccoCafeさんで、就職セミナーをやらせていただいております。毎回10名前後の方が参加するセミナーでして、個別の相談に乗らせていただくことも可能です。詳細はNeccoさんのホームページをご覧になってください。

【仕事がつらい、辞めたいと思ったときに考えること】

発達障害やその傾向があると、仕事がつらい、辞めたいと思うことはよくあると思います。
でも、人は本来、しあわせに働く権利があります。
そして、探せばその方法は絶対にあります。
あきらめないで、前を向いてくださいね。

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