長く働くための休日の過ごし方についての参考例
ペガサス逗子センターの井上です。
ペガサスでは就職後の支援事業もおこなっておりますが、今回のテーマ「休日の過ごし方」に対して、精神障害、発達障害を抱えつつも働いているペガサスOBの実際の過ごし方や、助言させていただいたいくつかの事例をご紹介いたします。
なお、個人の特定、およびこれを読まれたペガサスOBがご不快な思いをされないよう、伝えたいことは書きますが事例は極力ぼかして記載いたしますのでご安心いただければ幸いです。
UnsplashのTommaso Fornoniが撮影した写真
休日は余暇活動で気分転換
これは一週間や一か月を通して、職場と自宅の行き来ばかりで刺激がないと感じている方や、仕事へのモチベーション維持、様々な事情によりご自宅で休日を過ごしづらいと感じているときなど事例を挙げるときりがありませんが、メンタル面がある程度安定し、何かに取り組める気力があるときに助言をさせていただきました。
ご利用者さまの事情は十人十色で、助言にテンプレートはありませんが、少なからず共通しているのは、「非日常の時間」かもしれません。
そして余暇活動も思いつく限りでも例えば、スポーツ観戦、旅行のほか英会話教室や絵画教室などの習い事や創作活動、スポーツジムやクラブ活動。
単独でもできることとして例えば水泳、マラソン、散歩などもありました。
電車で近隣の都市まで各駅列車で往復、なんて過ごし方をされている方もいらっしゃいます。
また、専門ショップにて好きなキャラクターグッズをほどほどに大人買いする、なんて方も。
そして散歩ですが、できれば両手が空いた状態で歩いてみてください。
通勤で片手はいつも鞄、なんて方が多いと思います。
両手を空けると歩きやすく、思ったより気分転換になりますよ。
ちなみに、ペガサスが拠点としている逗子市では、
逗子アリーナ トレーニングルーム
https://www.city.zushi.kanagawa.jp/sports/arena/training.html
旧拠点だった横須賀市では、
ヴェルクよこすか トレーニング室
https://www.werk-yokosuka.com/rental/training/item-000017.html
自治体の施設では比較的負担の少ない料金で利用ができますので、ぜひ一度お住まいの自治体のホームページ等で検索してみてください。
自宅でできることとして、映画や読書に没頭する、好きな音楽をずっとかけている、プラモデルづくり、ネットサーフィン、ご友人とのオンライン会話で楽しい時間を過ごされる方もいらっしゃいます。
健康面で心配になってしまうのですが、ゲーム、オンラインゲームで非日常の時間を過ごされる方もいらっしゃいます。
前回の出勤日が少し遠く感じるくらい、非日常の時間が楽しめるといいですね。
余暇活動って無いとダメなのか
注意点として、これら記載例は立派な趣味、余暇活動すぎて自分には難しいなと感じる方もいらっしゃいます。
人に言える趣味って素敵ですよね。
ですが余暇活動はあくまでご自身なりの非日常の時間を過ごして気分転換ができればよいので、人に話すことを目的に考えなくて大丈夫です。
何か活動したいなと思っている時点で、とても素晴らしいことです。
焦らず、ゆっくり自分なりの余暇活動を探してみてはいかがでしょうか。
参考程度に、各自治体で発行している広報誌などに、無料や低額で参加できる活動、イベントが掲載されております。
もしポストに入っていたら、一度じっくり見てみるのもいいかもしれません。
生活リズムを整える
こちらは、休日にいまいちやる気が起きないときや、午前中はずっと寝てしまい休日を損した気分になった方、夜更かししすぎて同じく休日がつぶれてしまった方、など生活リズムに課題を感じているときにアドバイスをさせていただきました。
例えば就寝・起床時間を決めて規則正しい睡眠リズムを整える、ついご友人と遅い時間帯まで遊んでしまうときは帰宅時間を決めておく、など。
最近は、技術が発達し観たい番組や動画がいつでも観られますが、例えば大河ドラマや毎週放送されているバラエティー番組など特定の番組を自宅で必ず観る、という目標を掲げ生活リズムを整えはじめた方もいらっしゃいました。
休日にやる気が起きない場合、必ず解決できる方法があれば苦労はしませんが、たとえば前日にゆっくり入浴はできていますでしょうか。前日のご夕食が寝る直前になって胃もたれを起こしていないでしょうか。
せっかくの休日ですので自由に過ごしたい気持ちも十分に理解できますが、休日や翌日の出勤日に気分体調が整わず苦労されている方は、一度休日の生活リズムを見直してみるのも良いきっかけになるかもしれません。
何もしないでダラダラ過ごす
様々なご事情で気持ちにゆとりのない方にご提案申し上げることがあります。
休日はもう何もしない。
スマホを観ながら何も考えずダラダラ過ごす。
テレビやWEB環境から離れ、昔の漫画を読んでダラダラ過ごす。
仕事に一生懸命になっているときや、何かご事情により不安なことがある方ほど、休日は充電が必要なのかもしれません。
スマホを充電しながら動画を見ると、本体が熱くなりませんか。
同じように、私たちの体は充電もしつつ活動するほど余裕はないのかもしれません。
辛い時は、一度何もせずダラダラ過ごしてみませんか。
休むだけ休むと、もしかすると少し何かやろうとする気持ちが出てくるかもしれませんよ。
ペガサス逗子センター
管理者 井上
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