在宅就労で働きたい! ペガサスが在宅就労支援サービスを始めたわけ
ペガサス創業時からの想い
ペガサスは2013年1月から、精神障害や発達障害の方の就労を目的として、通所の就労支援をスタートしました。しかし実際に始めてみると、体や心の調子を崩し、通えなくなってしまう方がいることを知りました、そうした方にも就労の支援をしたいとの思いから、リモートでの支援ができないか行政にも確認しましたが、当時は在宅勤務での障害者求人が殆どなく、在宅で就労支援をしても就労に繋がらないとして認められませんでした。
コロナ禍の中で生まれた新しい可能性
2020年春からのコロナ禍で、これまで日本ではなかなか進まなかった在宅勤務が、一気に加速しました。新しい働き方は障害者雇用でも進み、今まで通勤がネックで働くことができなかった障害のある方にとっての、新しい可能性となりました。
ただ、在宅で働くためには、通勤での勤務以上に自己管理や自己解決能力が求められます。
したがって、在宅で働くためにはその訓練も在宅で行う必要があり、在宅での就労移行支援が認められるようになりました。ペガサス創業の頃からの念願だった完全リモートの就労移行支援を、2021年から準備を始め、2022年からサービス提供を開始しました。
現在の訓練提供状況
現在、以下のような方々が在宅就労を目指し、訓練に取り組まれています。
・聴覚過敏のため、公共交通機関の利用が難しい方(発達障害)
・段取りや計画を立てることが苦手で、出勤の準備から出社までのプロセスを負担に感じる方(発達障害)
・自分一人の安全な環境でなければ、安心して実力を発揮できない方(精神障害)
・車椅子を利用しているため、移動が難しい方(下肢障害)
・難病のため体力が乏しく、外出が難しい方(身体障害)
現在の課題
昨年から在宅での就労移行支援を多くの方に知って頂くため、一都三県の障害者就業・生活支援センター(所謂ナカポツ)や地域若者サポートステーション、障害者就労支援センターなどを回りました。その際、みなさまの反応としては、今まで働けなかった方の新しい可能性を開くサービスとして、概ね前向きな反応でした。
しかしその反響に比べて、実際の利用につながる方が少ないということも感じています。その理由として、対象となる方はそもそも関係機関に相談するため外出することも難しいからではないかと考えています。現在、在宅での就労支援を必要としている方に、こうした在宅就労支援の情報が届いていないということを実感しています。そうした方々に情報が届けられるよう、よりインターネットでの発信に力を入れていきたいと思います。
今後ペガサスが目指すもの
現在、在宅勤務の求人件数は増え続けていますが、それは障害者に限ったものではありません。また、在宅勤務を希望する健常者の方も増えています。ペガサスは障害者雇用の在宅求人の開拓を目指し、ペガサス独自のネットワークを通じて在宅勤務での雇用のメリットを、より一層企業に伝えていきたいと思います。
わかりやすく説明しています。
是非、ご覧ください。