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あたたかい空間

我が家のキッチンの窓辺には、色とりどりのビーズをまとった松ぼっくりが、今もちょこんと飾ってあります。お正月も近いし、そろそろこの手づくりツリーはしまわないと。けれども、なんだかすっかりキッチンに馴染んでいるので、もう少し飾っておこうかなと思っています。

ブログをご覧の皆さま、こんにちは。私は、主に発達障害・精神障害の方へ就労の支援をしております、ペガサス平塚センターの宇佐美です。

ところで、皆さま、今年はどんなクリスマスを過ごされましたか?年末の気忙しさに一気に新春へと駆り立てられ、数日前のことなのに妙に色褪せてしまうクリスマスですが、平塚センターにとって、今年のクリスマスはとても特別なものでした。 と言いますのは、実はセンターの近くのフリースペースで、クリスマスイベントとして1日限定の『ペガサスカフェ』をオープンしたからです。

想像すること

「どんな方がいらっしゃるかな」

話し合いの段階で、自然とそんな会話が利用者のみなさんから出てきました。いろいろとみなさんで客層を考えました。そしてたどり着いた予想は『ペガサスに興味のある方』。

ですから、なるべく自分たちで準備しようと、チラシもメニューも全部手づくり。PC講座や文章力セミナーで学んだことが、早速活かされていました。いちから自分でデザインを考えることに、楽しさを感じた利用者様もいらっしゃいました。

そして、お店に飾るツリーも手づくり。たくさんの松ぼっくりを拾ってきて、それを三角錐にした台紙に貼り付け、隙間は丁寧に綿で埋め、その出来栄えはまるで雪を抱えたもみの木そのもの。松ぼっくりの上で、小さく光る銀のビーズは、雪の結晶のように目に映ります。

利用者のみなさんは話し合いながら、ホール担当とキッチン担当に分かれました。

「やったことないけど、ちょっとやってみたいかな」

そんな声に、「やってみようよ」という背中を押す声かけが、利用者様の間から湧き起こりました。経験がなくても、少しの興味があれば大丈夫。

ところで練習も必要だし、外から見てカフェに入りやすい雰囲気を作るお客さん役(サクラ)も重要ということに気づいたみなさん。自分の得意をどこで活かすかを考えて、役割分担を決めました。

そして迎えた当日

キッチン担当はカウンターの中に入り、飲み物を入れる手順や量、クッキーの出し方を確認。ホール担当はサンタ帽とエプロンをつけて、お客さん役の協力を得て、案内の仕方を確認。テーブルの中央に松ぼっくりで作ったツリーを飾り、メニューも揃えて、スタンバイOK。オープン時間の10:00を少し回ると、早速お客さんが扉を開けました。

「いらっしゃいませ!」

みなさん、笑顔でお客さんをお出迎え。ホール担当はメニューをお見せしながらご案内。クッキーはただ「美味しいですよ」とご案内するのではなく、「甘さ控えめで、サクッとしています」など、お客さんがイメージしやすい言葉を意識して説明しました。オーダーが入ると、キッチン担当は衛生面に気をつけながら、ビニル手袋をつけて慎重に飲み物とクッキーを用意。それをホール担当が運ぶと、お客さんからの「ありがとう」「美味しそう」との言葉に、みなさんの緊張の表情がふっとほぐれました。

次から次へとお客さんがいらっしゃって、お客さん役の利用者様と本物のお客さんがひとつの大きなテーブルを囲み、みんなにこやかにおしゃべり。ときにはお客さんから「ペガサスで訓練されている方ですか?」と声をかけられ、普段ペガサスでどんなことをしているか、お話される場面もありました。お客さんはみなさん、『ペガサスに興味のある方々』でした。みごとに、利用者様の客層予想は的中しました。

このあと、おつかれさま会として、午後に開いたお楽しみ会も大いに盛り上がりました。クイズ、ビンゴ、フルーツバスケット。利用者のみなさんが企画から司会進行まで全てご自分たちで行い、その会にスタッフもお呼ばれし、楽しませていただきました。

ビンゴゲームと言えば、数字が印字してあるカードを思い浮かべる方も多いでしょうが、やはり手づくりの良さです。まさかの『相模湾に住んでいる魚』がお題に! みんなで頭を悩ませながら、9つの枠に知っている魚の名前を書きました。もはや相模湾に住んでいるかどうかも怪しいですが、寿司ネタを思い出しながら書く方もいて、つい「タマゴ!」とか言い出すものだからみんなで大笑い!

そんなビンゴゲームで、スタッフの私も本気を出しまして、なんと3位に入賞。景品に松ぼっくりのミニツリーを頂きました。

このようなイベントは3年ぶりで、今通所されている利用者様にとっては初めてのこと。スタッフにとっても久しぶりのイベントで、また事業所外で近隣の方向けにカフェを開いたのは初めてのことだったので、正直ドキドキしましたが、無事みなさんと楽しめてよかったです。

台所の窓辺の松ぼっくりツリーを見ていると、あの日のみなさんの笑顔が思い出されます。今年もいろんな出会いがありました。ブログを通して出会えた方もいらっしゃいますね。

来年はどんな出会いがあるでしょう。どうぞみなさまにとって、よいお年となりますように。

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是非、ご覧ください。

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